もともと一人ですべてのものを製作していました。
正直、最初から高級なクロコダイル・オーストリッチ・ヘビを製作していた
わけではありません。
牛革からです。
だんだんと、手が慣れてきて
お客様もこの壁のようなお店が潰れないという事がわかっていただいた頃から
でしょうか??<笑>
オーストリッチのお財布の注文が増えてきました。
その頃、うちのオーダーは今でも他のところがやらない
ような贅沢な革の使い方をしていた為
数年経過してもクイルがつぶれないのです。
また、正直師匠には怒られる?・・・・と思いますが
自分なりに研究してどうしても弱くなってしまう部分を
色々加工しているのです。
手間はハチャメチャかかるので、他はしないと思いますし、
これはオーダーのものだからできると思います。
今日、壁の時代からのお客様のお財布を
久しぶりに見せて頂き、初心忘れべからず。とあらためて思いました。
このお客様との出会いは大雨の日
滝のようになっていた店の入り口でたまたま立ち止まっていただき←雨が滝になるって!?
真っ白なオーストリッチのお財布を気に入って頂いたのが縁で
色々オーダーして頂いているのですが
すごい、一番ダメになる個所が壊れていないこと自分でも嬉しくなっちゃいました。
もう5年以上?経っている気が・・・
お客様のお話だとお仕事中汗をかいたりしているとのこと。
味は出ていますが、左側のクイルが浮き出ているのが
わかっていただけると思います。
右は場所は裁断する場所がちがいますが
いい味が出ています。
お客様ご了承のうえ撮影させて頂いております。
M様、長札も長く使っていただけるのを
製作いたしますのでよろしくお願い致します。